ＢＧＭは、コンチキチン

　京都には、路面電車が走っています。正式名称は、京福電車。終点が嵐山なので「嵐電（らんでん）」とも呼ばれています。沿線には、広隆寺、御室仁和寺、竜安寺、金閣寺もあるので、観光客でにぎわう線です。
　京都は、今がいちばん観光客の少ないシーズン。修学旅行生もめっきり少なくなりました。その代わりに、夏休みに入った外国のティーンエイジが目につきます。

　京都の７月といえば、祇園祭。宵山の人出の多さや、山鉾巡行の華やかさばかりがニュースでは取り上げられますが、鉾がくぎ１本も使わずに組み立てられていく様子や、鉾にあげてもらえたり（今も昔も、男性だけ？）、試し曳きに参加させてもらえたりと、観るだけではない楽しみ方ができます。

　この時期、繁華街の中心である河原町や烏丸（からすま）の駅を降りると、笛やかねのゆったりとした「コンチキチン」のテープがずっと流れていて、一気にお祭り気分が高まります。