行ってやりたかった

 仕事を持っていると子供の学校行事に参加してやれないことがしょっちゅうあります。娘の幼稚園と中学の入学式は、ムッシュに出席してもらってたし、幼稚園の親子連れの遠足や参観日も行ってやれなかった。まあ、参観日は高学年になると「来なくていい」ということが多くなるのだけど・・・。

 私の仕事の特性上、休みを取れるのは自分の病気の時だけ・・・というこのつらさ。少々の風邪くらいなら子供を一人で寝かせておいて、仕事に行ってしまったことも多々ありました。
 「それだけ責任のある仕事をしているんだ、責任をもって仕事をしているんだ」ということを教えたいというのは、大人の勝手な言い訳で、やはり子供にしてみれば我慢を強いらされてきたという思いがあると思います。
 高校生の息子が最近になって、「みんなお母さんが遠足についてきているのに、僕一人、先生と歩いていたのはいやだった」とぽつんと言ったときは、さすがに参りました。

 昨日は、娘の文化祭。夏からずっとクラス合唱のピアノ伴奏の練習をしてきました。曲は「怪獣のバラード」。「バラード」とはいえ♪=160くらいで、8分音符のオクターブの連打がひたすらある体力のいる曲。パートごとのメロディをテープ録音したり、準備も夏休み中ずっと大変だった。
 その大変さの集大成をぜひぜひ見てやりたかった・・・。でも、仕事・・・。
普段は納得してくれている娘も「仕事を休んできて!娘の晴れ舞台なんですって理由を言えばいいやん。」と訴えてくる。

 どこかで気持ちの折り合いをつけて・・・と思うのですが、さすがに今回はつらかった。
 働く女性の宿命ですね。