「僕らの音楽」椎名林檎×イチロー

 イチローさんに「その才能にジェラシーさえも感じる」と言わせしめた椎名林檎さん。
アルバム「Adult」の中に入っている「スーパースター」の曲が、イチローさんをイメージした曲というのも、ファンの間ではよく知られている事実。以前に「イチロー問答」の番組でも共演されていましたね。
 私自身は全く野球に興味がないので、トークの部分は軽く聞き流していましたが、イチローさんの「心についた脂肪はなかなか落ちにくい」のことばにいたく共感。
 3曲ともすばらしかった!
 「カリソメ乙女」は、斉藤ネコさんのバイオリンとともにタンゴ調にアレンジ。「錯乱」は、ピアノとサックスとソロも鮮やかなジャズ。「ギャンブル」は、椎名節バリバリ全開の歌い上げかた。
 なんといっても衣装、ヘア、メイクがこれらの曲に見事にマッチしていました。ライザ・ミネリを彷彿とさせるウィグに、スレンダーでゴージャスなドレス(エンドロールを見たら、ソニア・リキエルの衣装だった)。メイクも切れ長な目を印象的に表現。
 あの番組、いつもいいタイミングでカーテンが開き、夜景に東京タワーが美しく浮かぶのが印象的なのですが、ロケ場所は「山手迎賓館」って出ていましたね。全く地理勘がないのでわかりませんが、ほんと見とれてしまう美しさです。

 なんともリッチな気分に浸れた金曜日の夜でした。