佐川美術館

kawak2007-10-21

 秋晴れの気持ちいい天気の中、滋賀県守山市にある佐川美術館に出かけてきました。琵琶湖大橋琵琶湖博物館のすぐそばです。
 写真でもおわかりいただけるとおり、建物の周りはすべて水で囲まれていて、その水面に反射した光の影がゆらゆらと壁に映り、なんとも幻想的な模様を描きます。地下の展示室にもその水の光が差し込んでいます。楽吉左衛門の展示室は、ぎりぎりまで照明が落とされ、非日常の異空間に迷い込んだような雰囲気です。
 もちろん第一目的であった楽先生のお茶碗も素晴らしかったのですが、私は、日本画平山郁夫さんの展示を興味深く拝見しました。有名な楼蘭の三部作もガラスの覆いを通すことなく観ることができ、岩絵の具の美しさを堪能することができました。

 琵琶湖の周辺はピクニックを楽しむ家族、ボートを楽しむ若いグループでにぎわっていました。秋のやわらかい日差しが、少しだけ紅葉を始めた木々をやさしく照らします。久々に「芸術の秋」を心から満喫しました。