試されている親力

 娘と冷戦状態 1週間。口、きいていません。
 ここで私が甘い顔を続けていたら、この子は一生、このままなんだろう…と思ったら、やはり「楽しい母娘関係」「理解ある母親」ばかりを演じられない時もあります。
 そりゃ、嫌われたくない。その日にあった楽しい報告会話もいっぱいしたい。

 「お母さんが簡単にこなせることが、私にもできるなんて思わんといて!」
 …はい、その通りです。

 この子ならではの性格や資質を十分に理解したうえで、それにあった育て方をしてきたつもり。でも、やはり私の世間一般的な女子に対する評価基準を、いつの間にか知らないうちに押しつけてしまうのかもしれない。
 
 親業の卒業間近かにして、最後に課せられた「卒業検定試験」なのでしょうか。
 ウツウツとイライラの日々は、もう少し続きそうです。