教育方針の相違

 お隣さんへ。
 すみません、夜中にあんな大声の喧嘩を聞かせてしまって。
 息子の言動が夫の逆鱗に触れ、いままで溜まっていたものが大爆発したようなんです。

 あんな大声出して、ばっかみたい。
 ドラマ「フリーター、…」の竹中直人さんまで極端ではないにしろ、似たようなもん。
 息子に殴りかかりそうな勢いを何とか止めた後、私にも教育方針の再確認を求めてきました。
 どなり散らして、頭ごなしに否定したってなんも改善されるわけないやん!
 「もう、なんも言わん!」で、親業を降りたおつもりなんでしょうが、それは卑怯ってもんです。
 みんなどうしたらいいか、悩んで悩んで悩んで、自分も反省しながらいろいろ考えて、子供とかかわっていってるんです。「自分が正しい」それだけでは、なんも解決しません。
 私だって、さんざん逡巡する日々です。
 ああ、情けない、くだらない、ばからしい。
 私は、譲りません。