地中美術館(直島)
地中美術館に行ってきました。
安藤忠雄さんとベネッセとのコラボで、アートの島として開発された世界的にも有名になった場所。
岡山県宇野港からフェリーで20分。島に着いたら草間彌生さんのオブジェがお出迎え。港の建物も駐輪場も全部安藤忠雄建築です。
島内は町営バスやベネッセのリムジンバスで、移動は簡単です。レンタサイクルで回っている人も多かったです。
チケットセンターでは、チケット購入のための整理券が配られていましたが、GWとはいえ平日だったからすぐに入場できました。美術館の入口まで、歩いて5分。
文字通り地中に埋まっているから、建物は外から見えません。
空は真っ青。コンクリートの打ちっぱなしの壁に四角に切り取られた空がなんとも無機質で、一気に日常からタイムスリップします。
一枚一枚絵を見ていく、とか、順番に彫刻を眺めて歩く、といった美術館ではなく、その部屋そのものの空間を楽しむための美術館。
入場制限がされたり、靴を脱いで入る部屋もあり、床も壁も空気もすべてがアート。体全体が心地よい空気に包まれます。
特筆すべきは、来場している人たち。特別なイベントをやっているわけでもないのに外国人がとても多い。それもフランス語圏、ドイツ語圏の人たち。そして誰もが何らかの形で建築や芸術にかかわっていると思われるような雰囲気をたたえておられます。それすらこの美術館の一部になっているように思えます。安藤建築そのものが目的で旅をしている人たちといった様子です。
老人は少なく、せいぜい私たちの年齢くらいまでです。
スタッフもしっかり教育されていて気持ちいい。生成りのユニフォームもこの建物になじんでいました。
見学後は、海沿いを散歩しながらバス停へ移動します。
ここにも草間さんの作品。
この日は、近くの由加温泉に1泊。翌日は、塩田で財をなした野崎家の旧宅を見学して帰りました。
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