「エトワール・ガラ2014」@フェスティバルホール

 たくさんのエトワールたちが出演し、各プログラムのハイライトを踊るガラ公演というのも初めてだし、ステージにピアノを置き、その演奏とともに踊るというのも初めて見ました。

 あらかじめバレエに詳しい人にプログラムを見てもらい、見どころを指南していただくというにわか勉強で出かけました。

 やはりそのことばどおり。「マーラー交響曲第3番」の演目は、私の好みにぴったり。コンテンポラリーを初めて見た娘も大感激でした。

 究極の脚線美といわれるシアラヴォラ。スカートの中には竹ざおが入っている?と思わせるほど。


 振付師の違いによる表現の比較もできないし、それぞれのダンサーの個性も、その日の仕上がり具合もまったくわからない私。猫に小判、豚に真珠。
 楽しみ方の半分も理解できていないかもしれないけど、こんな素人でも、しばし無重力の世界と鍛えこまれた技術と肉体の美しさをしっかり満喫してきました。

 ライブ会場ならアンコールの拍手があれば、もう一曲…ですが、バレエはそれがない。ひたすらお手ふり、お辞儀、ポーズ。少しだけジャンプしてキメポーズを取ってくれたのがうれしかった。


 歌舞伎のロビーが美しい和服の饗宴場なら、まさにバレエのロビーはカクテルドレスのそれ。披露宴に招待されたゲスト以上の華やかな装いぶりの人たちがいっぱい。その雰囲気だけでも気持ちが上がります。
 そんなめったに着る機会のないドレスも、かなりのグレードのものをちゃんと準備していはるんやな…。私?フツーのワンピースに少し派手目のアクセ…程度でした(汗)。