ムッシュ、至福の時間

kawak2005-06-19


 ムッシュは、本当は陶芸を本職としたいと思っています。でも、それではさすがに家族4人生活ができないので、世をはかなむ仮の姿で(?)毎日がんばってお仕事に出かけていきます。
 ですから、作陶はたまの土日と長期休暇の時だけ。となると、作るものは入選狙いの大物ばかりとなってしまい、家の中には使い道のない(ごめんなさい)壷やら大鉢がごろごろしています。

 「夫が陶芸をやっている」というと、ほとんどの人の第一声が「どんなにすばらしい食器で食事されているのかしら☆★☆」と目を輝かせてうらやましがってくださるのですが、とんでもございません!
 「食器みたいな小物は年を取ってからでもいくらでもできるので、今、体力のあるときにしか(ろくろを)ひけない大物を作っておくのだ」・・・。
 といって、私が食器を買ってくると「高台の削りがあまい」だの「釉薬が雑」だの文句を言われるので、選ぶのも気が重いのです。
 お願いだから、いくら時間が惜しいといっても、せっかくろくろをひいてくださった食器に、釉薬のテストピースの色をかけないで!(これまでも紫色のティーポットとか、どう考えても・・・というシロモノが多々)

 この日は、蒸し風呂状態のアトリエで、久々に8キロの大鉢をひいていました。
 乾燥がうまくいってひび割れなかったら、けずり、素焼き、釉薬かけ、本焼きを報告しますね。