「めざまし土曜日」

 今朝の「めざまし土曜日」(フジテレビ)の中のコーナーで、「今年泣いた本」というアンケートの結果を報告していました。アンケートに答えている人の年齢層が定かではないのですが、たぶん20代くらいでしょう。
 1位「せかちゅー」(正式名称を書くのも面倒くさいので)
 2位「1リットルの涙」 
 あと、「今、あいに行きます」とか「東京タワー」とか…。

 うう〜ん…。みんな「病気もの」「死」に絡んだものばかり…。ヒットしている映画「私の頭の中の消しゴム」もそうですよね。
 人が死ぬというのは、小説で読まなくても映画でわざわざ観なくても、「悲しいこと」「涙がでること」って簡単に想像できてしまうから、あえてそこに入っていく必要ないじゃん、って思ってしまうのです。もちろん、涙の浄化作用を期待して、「今日は泣きたい!」って思うなら別ですが。
 私は、もっと人生の機微とか、運命に翻弄される人生とか、そんな作品で泣きたい。
映画でたとえていうなら「カサブランカ」(イングリッド・バーグマンとハーフリー・ボガード)とか「ひまわり」(ソフィア・ローレンマルチェロ・マストロヤンニ)とか。
 例が古すぎて、すみません。