三十三間堂

kawak2005-12-16

 いつもバスの窓から眺めるだけの三十三間堂。今日は仕事が早く終わったので、散歩がてら寄ってみることにしました。観光客もまばら、修学旅行生の姿もほとんどないこの季節、心を落ち着かせて拝観するにはぴったりです。
 漂ってくるお香の香り。その時点から日常とは違う異空間が広がります。

 今日の京都は、気温は低くぴんと張り詰めた空気におおわれているものの、太陽の光がさしていました。その太陽の光が障子をとおり、やわらかくご本尊を浮かび上がらせます。
 障子を通した光は、ほの白く凛としていながら主張しすぎず、日本人の精神性を表しているような気がします。

 なんとなく気持ちがすっきりしない日が続いていたのですが、思い切って寄り道してよかった。仏像を見ているだけで何か変わるかな…と思っていたのですが。