息子の保護者会

 今日は、息子の高校の保護者会で通知表をもらう日。郵送はしてもらえないので、この日に欠席するとスケジュールの調整がもっと厄介なので、打ち合わせ会議を途中で抜け出して、タクシーで駆けつけました。
 年5回保護者会があるのですが、クラス全体の話が終わった後、数名ずつ個人懇談があります。今回はうちの番。学食でラーメンを食べて時間をつぶしても、寒い廊下で順番待ちをすること1時間。みんな長い!みんなとっても熱心で、相談したいこと、聞きたいことがいっぱいの様子です。
 私がひとつだけ聞きたかったこと、それは「この時期、親はいったい何をしてやれるのでしょうか」ということ。「勉強をしなさい」「ゲームをしすぎちゃだめ」「○○へ行っちゃだめ」「○○をしちゃだめ」って言ったところで、もう親の言葉など効果はない。自分で世界を広げ、自分で意識を改革しない限り、何も変わりはしない。
 先生の言われた事は、「いろんな仕事、世界があることを教えてやってほしい」…。弁護士とか医者とかは、仕事の中身とともに仕事の名称もきっちり理解できる。でも、世の中には固有名詞がない仕事の方が多い。そういう仕事を親の体験、人脈をとおして日常生活の中で話してやってほしい…と。…親の体験・人脈って、知れてるなあ…。

 廊下で待っているときに、いつも全科目上位5名の中に名前がのっている子のママに会った。その人もこれから懇談のよう。
 「○○さんは、懇談で何話すの? 何も心配事なんかないじゃない!」と私。
 「今年は、△△大(百万遍近辺にある)の合格者数が少なかったのはなぜか、聞こうと思って…」
そうか!成績優秀者の親というのは、そういう方面から考えるのね。