アマゾンの倉庫

 関西ローカルの午後の情報番組「ちちんぷいぷい」を観ていましたら、アマゾンの本が発送される現場を紹介していました。
 千葉県市川市にある巨大倉庫は、東京ドーム2つ分とか。毎日10万点以上の発送をしているらしいのですが、その本はどのように管理され、探し出されているのかとても興味があります。
 まず、本を棚から探し出してくるのはのはすべて人の手。いろんな大きさ、厚さの本をピックアップするには、人の手の方が早いらしい。スタッフは、ファミレスの注文を取るときに使う機械を一回り大きくしたようなバーコードリーダーを持ち、どういう順に棚を回ったらいちばん効率的かのコンピュータの指示に従いながら、次々に本を探しバーコードをスキャンしていく。
 そして何より興味深かったのが、棚の本の並べ方。出版社ごとに並んでいるのかな?作者ごと?あいうえお順? なんと、本の並べ方はまったく無秩序、いわば到着順。経済の本とコミックが隣り合わせで並んでいる光景は、町の本屋ではない光景。
 棚に何らかの規則性を持たせてしまうと、そこに納めるだけで膨大な時間がかかってしまう。すべてバーコードでどの棚にどの本があるかが管理されているのだから、出版社ごとに納めておく必要性は全くないわけ。
 
 本屋へ足を運んで、探し回る手間と時間を考えたら送料を払っても断然お徳、ということで何度か使わせてもらっています。ネットで「立ち読み」っていうのも、画期的ですよね。