せつない

 この時期にポツリポツリと届く「喪中につき新年のごあいさつは…」の欠礼はがき。今までは「祖母が」「祖父が」が多かったのに、最近は「父が」「母が」が多くなってきました。享年の数字が今のうちの両親の年齢より小さかったりすることもあります。みんなそれぞれ、今年はつらい別れを経験されたんだと思うと、しんみり。

 友人のご主人の突然の入院。原因不明で治療法が見つからないという報告を受けたのが2週間前。「致死も覚悟を…」を言われ、あわてました。昨日ようやく「カリニ肺炎」「血球貪血症候群」などという聞きなれない病名を言われたようで、やっと治療法のめどが立ったとの報告があり、少し安堵。

 数行のケータイメールで、近況報告やエールを交換している友人が5年間のタイ赴任することが決まりました。頻繁に会っていたわけではないので、会えないことには変わりないのですが、やはり心が揺れています。

 …そんなわけで、「寂しい」「つらい」「悲しい」「しんみり」「安堵」、そんな気持ちに加えて、先週の長谷川きよしさんのライブ以降、ずっと頭の中でリフレインされている曲の数々が「せつなさ」に拍車をかけています。