「拝啓、父上様」

 それにしても八千草薫さん、素敵ですね。「これから訪問します」の本妻さん(森光子さん)からの電話を受けてうろたえるシーン、自分の存在に遠慮しながらも同じ愛された女同士の悲しみを表現しているシーン、タクシーを見送るシーン…。どれもこれもさすがの演技。あの年齢のあのかわいさは、いったいどこから来るんでしょう?
 タイトルの「拝啓」の後ろの読点。これ一般的な手紙文の場合、要らないと思うのですが…。妙に気になります。