東京事変「教育」から「夢のあと」

教育

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長谷川きよしさんがご自身のホームページで「(この)曲を聴いたときの震えるような感動は、一生忘れないと想います」と絶賛しておられる曲です。これを読んで、即、息子の部屋へ。
 私 「林檎さんの『夢のあと』って、持ってる?」
 息子「あったりまえやん! どうしたん?」
 私 「(かくかく、しかじか)」
 息子「長谷川さんも、えらい渋いところを、突いてきはるなぁ」
と、それから息子の部屋で鑑賞会。
 悲しげなピアノの旋律と、林檎さんの高音に絡まるように入ってくる亀田誠治さんのベースの音。イメージは、ちょっと古いフランスかイタリア映画のバックに流れる曲。「この世の限り」は、ライザ・ミネリが登場するような、少し古いブロードウェイのミュージカルのイメージ。私がこんな風に比喩をするのが、息子は少しイメージできない様子です。
 「椎名林檎の送り出す作品を聴けば聴くほど、年代やジャンルを超えて類いまれなアーティストだという確信が強くなっていきます」と長谷川きよしさんは、おっしゃっています。
 これに触発されて、息子がこのパソコンに取り込んでいる曲を、次から次に聴いています。椎名林檎さんといえば、初期の看護婦さんのコスプレのイメージが強い人が多いかも知れない(私もその一人だった)。もちろん、全部が全部、マダム世代にぴったり来る曲ばかりではないけど、ものすごい才能をもった人である、というのは確実のようです。