伊坂幸太郎「死神の精度」

死神の精度

死神の精度

 死神である「私」の仕事は、上司(?)から命令されたある人物が「死んでもいいかどうか」を判断し、1週間以内に可否の報告をするというもの。その「仕事」を短編形式で描いてあります。
 こういう切り口の小説もあるのね。私は、バリバリの謎解きや、殺人物はやっぱり根本的に苦手です。最後の「死神対老女」のような、人間くさいテーマのほうがしっくりきます。
 これも映画化されるそうです。伊坂氏の作品は、やっぱり絶大なる人気のようです。