達観した夫婦

 連休3日目。「どこか出かけようよ〜」とムッシュ
 「外は、勘弁して。涼しいところなら行く…」と、(クーラーの効いた部屋で昼寝をしてたいな、ガソリン代も高いしな)と心の中で思ったけど、こんな条件付けて応えてしまった。
 じゃあということで、京都駅のビッグカメラへ「ポータブルナビ」を見に行った。ナビのお世話にならなくちゃいけないような外出は、年にそうあるもんじゃないけど、まっ、大人のおもちゃですね。予算内で買ってしまいました。
 さて、お昼時。そろそろ「ひつまむし」を胃袋が求めている時期…なんて話をしていた矢先だったから、ムッシュが以前行ったことのあるお店へ行こうということに。でも、どのフロアーだったか思い出せない。さらにお店の名前を覚えていない…。うろうろすること十数分。おなかもすいてくるし、暑くなってくるし…。
 恋人どおしのデートの場面だったら、こういうときはかなり評価を下げるんだろうな。私たちももう少し若い夫婦だったら「ほんとにもう!いっつもこうなんだから!ちゃんとリサーチしておいてよ!」なんて、空腹まぎれにかなり責めたりしていたと思う。
 でも、今日は「もうあきらめて、どっかちがうとこにしよ」なんて、何事もなかったように次の店を決めた。「まっ、いつものこと」とある意味、あきらめみたいなのも少しは入っていたんだろうけど、お互いそういう夫婦になってきたんだなあと、しんみり感じてしまった。
 それにしても、「ひつまむし」食べたかったなあア…。