宝塚観劇「スカーレット・ピンパーネル」

 行ってきました、観てきました。宝塚デビューです。
 タモリさんと同じく、ミュージカルは私から最も遠い世界だ、と思っていて今まで避け続けていました。
でも、
・今年は舞台・映画・ライブ…積極的に出かけて「文芸復興の年にしよう」という年頭計画をたてた
・音楽授業の観賞や友だちの影響で、一度宝塚を観てみたいという娘の声に押された
・職場のコアなファンが「いい演目で、いい席が取れそうなんですけど…」と、声をかけてくださった

ことが重なり、初観劇とあいなりました。

 いやあ、すごい世界でした。もう、初めての私はあっちできょろきょろ、こっちできょろきょろしてしまいましたわ。
 ・ロビーにいるあのお揃いのシャツやトレーナーを着た人達は、何の列を作っているのかしら…ああ、個人別のファンクラブか
 ・中国人観光客の団体さんも、押し寄せて来ているのね。
 ・宝塚ファンって、こういうお洋服をお召しになるのね
 ・お土産物屋さんには、こういうものがそろっているのね
 ・歌舞伎と一緒で、拍手のタイミングや長さが絶妙だわ
 ・ああ、これがうわさに聞く新人さんたちのラインダンス…美しすぎるおみあし。
 ・トップスターの背負う羽根って、裏から見るとあんな風になっているのね…
 ・出待ちの列は、ファンクラブの人たちが道を固め、お出ましになるときは、全員がしゃがんで拍手をする…なるほど。この人たちが、かわりばんこにお弁当を作っておられるの?
 ・トイレに行ったとき、トイレットペーパーの端が三角に折ってあり、「これって宝塚ファンでは定番のひそかなマナー?」とまで勘ぐってしまった

あのスパンコールのきらきら、集団美、立ち姿の美しさ、華やかな光…まさに、現実離れした世界に浸った3時間でした。