文化祭

 若い子たちの一生懸命な姿って、なんであんなに感動するのでしょう。コーラス部の合唱に、クラス発表の演劇に、そしてダンス部の躍動的な舞に、不覚にも涙がこぼれてしまいます。今の自分と比べてしまうからでしょうか、高校生の頃の自分と比べてしまうからでしょうか。
 若いっていいな、これほどまでに集中するできるのっていいな、この時期の笑顔は、一生のうちで物理的(?)にもいちばん美しいんだろうな。
 娘は、今回クラス合唱の指導役を買って出て、みんなを統率することのむずかしさを痛感していました。帰宅するたびに、声を全く出さない子やつぎつぎと噴出する自我に困り切っている様子を話していました。「出来栄えは最低だから、見に来なくていい」と言っていたのですが、やはりその頑張りをほめてやりたいと思い、9:00AMにオーケストラ部の演奏を聴いたあと、最終14:40PMに登場するまで待ってしまいました。
 それまで、他のクラスの美しいハーモニー、きれいにカールした髪、揃った衣装、工夫の凝らされたパフォーマンスを見てしまっただけに、いったいどんなことになっているかと、ドキドキ。
 でもそんな予想に反して、元気いっぱいの若さあふれる声、そろった振り付けにほっ。最終曲の頃には歌いながら感激して泣きだす子もいたりして、その姿にもらい泣きをしてしまいました。
 まさに朝から晩まで学校の行事ごとを見ていたのは、私にとっては初めてではなかったかしら(冷たい親!)。それほどまでに一つ一つの演目が完成度の高い文化祭でした。

(追記)
 女子高ということで、男子高校生の色めき立った姿がいっぱい。
 「ご招待(男の子から声がかかって)があって、メアド聞かれたけど、『あっ、いいです』って断った」って娘。
そうか、最近は「メアド教えて」ってナンパするのか…。