「ダイイング アイ」東野圭吾

ダイイング・アイ

ダイイング・アイ

 こういうミステリーを読み始めると、何にも手に付かなくなってしまうから、困ったもんです。気持ちが悪くなるから、通勤のバスの中では読めないのに、信号待ちのほんの数分にでも読み進めたくなってしまう。寝る間を惜しんでも読みたいので、なんか疲れが取れない気がする。
 交通事故をからめた物語。ちょうど梅田で起こった、車に3キロもひきずられて亡くなられたひき逃げ事件(=殺人事件)の報道が頻繁にされているときだったので、よけいにリアルに迫ってきました。
 ひき逃げした犯人も死者の「ダイイング アイ」に苦しめられているにちがいない。一刻も早く、犯人が見つかりますことを。