そんなとこまで、取材に行かんでええって!

 よかった、犯人が逮捕されて。(梅田のひき逃げ殺人
 ご遺族の思いと同様、絶対山奥かどこかですでに自殺していて、後味の悪い終わり方をするんだろうな、と思っていた。車の鍵を辞表とともに以前の会社に返却するという冷静さ、地元でホストに転職とするというその平静さが、「ひき逃げ殺人」という事件以上に強烈だった。夜な夜な亡霊にとりつかれたり、眠れなかったりするという自身の異常はなかったのだろうか。
 それにしても、熊本の犯人の実家まで押しかけ、お父さんのみならずおばあさんにまでインタビューするってどうなん!?
 お父さんに「(事件を起こすような)予兆はありましたか?」って、そんな質問で何が見えてくるの?
 新聞も新聞でおばあさんの「どぎゃんしよってもいい訳できん」て、方言のコメントをそのまま載せるっていうのは、いったい何を狙っているの?