誰もがとおる道

 夕方のコンビニの前。
 3歳前後の男の子が、欲しい物を買ってもらえなくてぐずっている。

 「買ってぇ〜。買ってぇ〜。(泣)」
 お母さんとのにらみ合いが続く。
 買ってもらえないので、さらに続ける。

 
「買ってほしくなってきたぁ〜(泣)」

 自分の持っている最大限の語彙力で、買ってほしいという気持ちをなんとか伝えようとしているんだけど、
その微妙なニュアンスのちがいに思わず、微笑んでしまった。

こんなときお母さんは、本当に大変。全力で子育てしなくちゃいけない時期。今となっては、なつかしい光景。