「007 慰めの報酬」先行上映

 007シリーズが大好きなムッシュに付き合って、先行上映を観てきました。なにせ「夫婦50割引」(夫婦のどちらかが50歳以上であれば1000円で見られるシステム)は、本当にありがたい!
 いきなりのカーチェイスに心臓がぐあんぐあん、一息ついたと思ったらまたまた屋根の上で手に汗握る追っかけっこ…、これでもかと続くアクションにアクション。でも、どっちが悪者でだれがスパイで、だれが仕掛けているのか全然、ストーリーについていけない私。「(また、ムッシュにあきれられるワ。事前にWebで読んできたらよかった…)」と後悔し始めてしばらくして、やっとストーリーが見えてきました。ほんと、情けない…。
 一昔前の007シリーズは、博士が発明したいろいろな小細工した車やペンがあったりしたけど、最近のシリーズではそんなものは登場しません。ボンドガールとのセクシーシーンもないし。特に今回は、恋人を失ったことに苦悩するボンドがクールで魅力的です。ケビンコスナーと重なってしまう。ボンドのむちゃぶりにあきれながらも母親のような目で見守るMも素敵。(今夜、昔のシリーズをTVで放映していたけど、M上司、全然お変わっておられませんね)
 個人的にいえば、プッチーニ「トスカ」のオペラシーンがおしゃれで興味深かった。
 つぎつぎと繰り広げられるアクションシーンに圧倒されたのか、帰宅後、乗り物酔いしたような疲れが…。結構、観るにも体力がいります。


 観に来ている人は、私たちくらいの年代の男女がほとんど。「おくりびと」のときの年配者たちの私語にうんざりだったので、隣の老夫婦が床に新聞紙を敷き靴をぬいでリラックスし始めた時には、どうなる事かと危惧しましたが、幸い何事もなく…。

 「夫婦50割引」の入場のときは、身分証の提示を求められる時とそうでないときがあります。私たちの数組前のご夫婦は、しっかりチェックされていたのですが、私たちはノーチェック。
 それって私ら夫婦(どちらか)がいかにも50歳過ぎているって、見えたわけ?!?!?!ムッシュは「そう」なんだからそれでいいけど、私は!なんかもぎりのおにいさん、私の顔をちらっと見た気がしたんだけど…。 同じようなカップルが続くのでチェックが面倒くさくなったんだよね、そうだよね?…ってここ、大事。やけに気になる私でした。