フィギュアスケート2008・エキシビション
「踏み切りが弱かった」とか「回転不足」とか、細かな採点基準でがんじがらめになっている感のある、スポーツとしてのフィギュアスケートにはあまり興味がないのですが、「芸術表現」の手段として、すべりそのものを楽しむのは大好きです。
30日にあったエキシビション。試合では、やたらジャンプの出来が取りざたされがちで、飛んでいるイメージしか残らないのですが、エキシビションは純粋にその人の芸術性を楽しむことができます。たとえ転んだりしても全然気にならない。勝敗を気にしない分、演じる側も見る側も、気持ちに余裕があります。
特に今回見入ってしまったのは、男子のブライアン・ジュペール。「ハレルヤ、ハレルヤ…」の物悲しいボーカルにぴったりのすべり。そしてミキティのボレロも素晴らしかった。まさに、氷上のコンテンポラリーダンスを見ている感じ。
きむよなさん、すばらしかった。でも、あの太めのアイラインで囲んだだけのアイメークは…。