渋滞、無縁

 久々に、夫婦二人だけの旅となりました。
 目的地は、信州駒ケ根の千畳敷カール。十数年前、子どもたちも一緒に来て以来です。
 大渋滞を覚悟し、当日の立ち寄り先は一切決めず朝6時に家を出発。
 するとどういうわけか、車はスイスイ。多少の渋滞はあったものの想定内。10時には駒ケ根インターを降りられました。夏にこちら方面に来た時と全く変わりません。翌日に予定していた千畳敷カールへの移動をこの日のうちにすることにしました。
 バスで40分、ロープウェーで10分、一気に2600メートルの山頂まで上がります。

 頂上は一面雪。持って行ったジャケットを着ましたが、風もなく寒さは感じません。スキーやスノボーをする人も多数。写真の右下に見えるのはスキーヤーです。遠くには雪を頂いた南アルプスが広がります。山の景色が大好きなムッシュはしばし山を眺め、この2ヶ月間の怒涛の日々からの開放感を満喫しています。
 ここまで雪が残っているとは調査不足でした。

 翌日は、中央自動車道の神坂PAに車を停め、そこから20分ほど歩いて馬籠宿を散策します。たくさんの観光客でごった返しています。お店を覗いたり景色を楽しんだり、お土産を買ったりしてのんびりそぞろ歩きます。
 ここも以前、子どもたちも一緒に立ち寄った場所。子どもたちのご機嫌を気にすることなく、夫婦二人きままな旅もいいけど、子どもたちと賑やかに来た遠い昔のことを思い出して、その時間の早さに涙ぐみそうになることも…。ほんと、子育てはあっという間。

 またまた渋滞を覚悟して、お昼過ぎには帰路につきました。そしたら、難関の小牧JCTあたりもスイスイ。渋滞もなくあっという間に通過できます。子どもたちは、この日、夕飯はいらないと言っていたし、このまま帰るのも…ということで、急きょ、平等院へ行くことに。
 
 水面に映った鳳凰堂が美しい。
 ここが今回の旅行でいちばん混んでいたかな?「やっぱり、京都やわ…」なんてへんな感心をしながら、藤の花(少し遅いくらいだった)の香りを満喫して帰宅しました。