「ありがとう」のことば

 先日、何気なく見ていた再放送の「ケンミンショー」。
 その中で、大阪人はお釣りをもらうときもお店の人に「ありがとう」、
 バスを降りるときにも「ありがとう」、
 インタビュー取材するスタッフにも別れ際に「ありがとう」   と言う、って放送していました。

 もう長い間、関西エリア以外に住んだことがないので、私には、これが本当がどうか判断できません。
 でも、私は、言います。関西でももちろん言わない人もいます。言いたくても恥ずかしがって言えない人もいるかもしれない。

 年齢を重ねると、人目を意識していないときの無意識の顔は本当に「ムスッ」として見える。口角はさがり、不機嫌でなくても不機嫌に見えてしまうことがある。若い時なら、造形の美しさだけで無表情もさまになるけどね。
 だからこういう言葉は積極的に口に乗せて、無表情にならないように意識してる。スーパーのレジ台にカゴを乗せるときにも「お願いします」ってひとこと言うと、はつらつとして見える。

 何かと下品の代表のように言われる大阪のおばちゃんだけど、元気のよさ、面倒見のよさは、見習いたい人がいっぱいいる。