カフェのおねえさん

 「地元の子たちが来ないところがいい」だの「ファストフードやドーナツ店ではなくて、もう少し大学生ぽいところがいい」だと、何だかんだ条件をつけて、年明けから探していたバイト。情報誌に頼らず電話で直接交渉し、3つ応募したカフェの1つになんとか雇ってもらえました。
 京都駅の吹きっさらしのオープンカフェ。真夏と厳冬期には、過酷な環境です。

  「年配者の注文を受けるときには、『Mですか、Sですか』ではなく『大ですか、小ですか』と聞く」、「両手がふさがっているお客さんには『席までお運びしましょうか』と声をかける」。休憩に行く時の声のかけ方、休憩に行く人への声のかけ方…などなど。マニュアル類は社外秘だから持ち出せないらしいけど、初めて聞く内容がつぎつぎと。うちには、誰一人として飲食関係のバイト経験者がいないため、話してくれる内容が何もかも新鮮です。


 今日は、500円札で支払ったご老人がいたとか。そんなお札、見たこともないよね。
「いちばん近いドラッグストアはどこですか」「ここのカフェはいつから創業してるんですか」とかの突然の質問にもしどろもどろらしい。
 メニュー全商品の作り方をメモしたノートを整理しながら、「ややこしいメニュー、注文せんといて〜」とか「一人でテーブルを拭いているときが、いちばん気楽」とぽつり。


 いつも笑顔を忘れず、素直に指導を聞いて、早く戦力になってね。