「クロワッサンで朝食を」

 90分の小品ではあるけど、ジャンヌ・モローの存在感はさすが。自前だというシャネルスーツの着こなし、アクセサリーについつい目がいってしまう。
 あこがれのパリに来た主人公が夜の散歩にでて、ほんの少しの開放感を感じているシーンに共感。


 内容はこんな甘ったるい邦訳のイメージはなく、PVで流れているような明るい音楽のイメージもない。やはり原題「パリのエストニア人」というように、歴史的な民族理解も必要。トーンは暗く、淡々としている。



京都シネマで観た。いつもがらーんとすいているイメージの館。毎回、満席の大入りでした。