総選挙

 7、8年くらい前だったでしょうか、BSテレビで「はじめは普通の主婦でした」という特集番組で、お菓子研究家(最近は、『お料理研究家』という肩書き?)藤野真紀子さんを紹介していました。タイトルどおり、家庭にいる普通の主婦でもこんな風に生き生きと仕事をしている人がいるのよという流れで、当時の私は、あこがれのまなざしで見ていました。そうして、あれよあれよと言う間に、雑誌、テレビにたびたび登場されるようになり、ついに今回、総選挙に出馬。

 その美しいお姿は、どろどろとした政治のニュースの中で、ひときわ目立っています。
あの眉のライン、ちょっと自分の唇の形からはみ出した形のリップライン、流行の口紅の色、プロのアドバイスが入ったトレンド感。完璧ですね。
 今朝のワイドショーの紹介では、開票日に着るスーツをオーダーしておられました。何色かのピンクの中から、いちばん顔色がきれいに見えるものを。
 
 えてして大半の女性議員が着ておられるスーツは、「どこで売っているんですか」とツッコミをいれたくなるような、攻撃性の強い、存在感抜群の奇抜な色合いのものが多いですよね。お化粧もヘアースタイルも、少し流行から外れた人が多い。(もうひとりの「まきこ」さん、そのピンクパールの口紅は20年前の色だって!)
 まあ、そんなにファッションの研究をしている暇があったら、政治のことに力を入れて!という意見も浴びせられるでしょうから、政治家にとっては、ファッションの流行なんてものはどうでもいいのでしょうが。

 元ミス東大、○○大学教授という経歴も肩書きも華々しい同年代の女性が、今回の選挙でたびたびテレビに出てこられると、やっかみ半分、やはり女性は厳しく細部までチェックしてしまいます。
 比例区のリストのトップに女性を持ってくるっていうテも、みえみえ。所詮そういう使い方をされるのなら、徹底的に、美しく華やかでいてください。