BSフジ「Music・S お台場フォーク村」24:00〜

 深夜、何か落ち着ける番組は?とリモコンを触っていたら、フォーク通で知られるアルフィーの坂崎さんがホストを務める番組をやっていました。
 まずは、山口智充さんとギターだけで「15の夜」(尾崎豊)、「遠くで汽笛を聞きながら」(アリス)、「DAY DREAM BELIEVER」(忌野清志郎)などを歌っていました。「さすが、ぐっさん!うまいわぁ」なんてリラックスしてみていました。
 次に登場したのは、盲目のシンガーの長谷川きよしさん。最初の曲で(タイトルは覚えていませんが「男と女の間には、深くて長い川がある…Row and Row」っていう・・・)そのギターと歌のうまさに感激した息子が、「この人、誰?」って聞くので、説明しながら「別れのサンバ」がいかに好きだったかを歌を歌って聞かせながら説明しても「もういい、その音程じゃわからん!」なんていわれる始末。
 なんと、3曲目に歌ってくださいました、「別れのサンバ」。ご存じない方に補足すると「サンバ」といっても「マツケン」とか「てんとう虫」とは全く違い、フラメンコギターのような激しい弾き方で奏でられる、ボサノバ調の悲しく激しい曲です。
 坂崎さんのギターテクニックも加わって、とにかく「圧巻」のひとこと!息を止めて聞き入ってしまいました。終わったときには、おもわず深いため息と拍手をしてしまいました。
 その当時は、神経質そうな暗いイメージの人、という印象しか残っていませんが、ますますそのギターテクニック、歌の上手さに磨きがかかった気がします。
 この曲をリアルタイムで知っている私の年齢もすごいけど、わたしの現在のボサノバ好きは、この頃からだったのね、と再確認しました。
 もちろん、気持ちよくお布団に入れたのは、言うまでもありません。今日、CDを探してみようっと。