江国香織「間宮兄弟」

間宮兄弟

間宮兄弟

 映画は見ていませんが、弟役をドランクドラゴンの塚地さんが演じておられたのだけは知っていました。
 そのイメージが強すぎるのか、映画になっていなくても塚地さんをイメージしてしまうのか、どちらが先なのかわかりませんが、それにしても弟役としてはぴったり。
 ほんわかとしたストーリー展開で、「可もなく不可もなく」といった印象なのですが、30歳半ばの兄弟がこんな風に生活していたら、やっぱりちょっと気持ち悪いし、世間からどんな風に見られるかな・・・と心配してしまいます。
 作者は、この作品でいったい何が書きたかったんだろう。