「家日和」

家日和

家日和

 モリミー・ワールドの「独特の毒」にすっかりやられてしまい、どの本を手にとっても「なまっちょろい」気がして、しばらく本が読めませんでした。というわけで、復帰作に選んだのがこれ・・・。
 どこにでもある日常をほんわかとした文体で切り取った短編集。まさに「家日和」のタイトルがぴったりです。「大ごと」が起きる前に、すうっと終わってしまうのが短編集のいいところでもあり、物足りないところでもあり・・・。