うれしい外出

 制服採寸&制定品の購入に出かけてきました。まさに今オンエアされているDOCOMOのCMみたいな感じです。上着やスカート、体操服にシューズ、試着を繰り返す娘の顔に自然に笑顔がこぼれます。
 第一希望だった高校のマークが入った通学カバンを肩からさげて、「ほんとに、うれしい」とつぶやきます。合格が決まってから3日、2時間ごとに思い出したように「ほんとによかった…」と口にする娘。確かにそうです、なんかの拍子に喜びがふと湧きあがってきて、再度確認してしまうものですね。
 入試当日は、通学路に延々と続く受験生の多さと、校門前に立つ関西地区の塾ののぼりと関係者の数の多さに圧倒され、不安がピークに達して柱の陰で泣きだした娘。そんなつらさを経験した後で訪れる校舎には特別の思いがあったようです。

 「アイツは、中3なら誰でも知っているような日本語のボキャブラリーが決定的に不足してるし、1週間前になって、口に出しては言わんけど『おまえ、そんな基本的なこともまだ覚えてへんのんかい!』なんて状態だったし、絶対、落ちるワと思っとった…」と、いろいろと勉強のフォローをしていた息子が、つくづくと言います。
 親鸞聖人、入学を許可して下さり、ほんとうにありがとうございました。


 ほっとしたのもつかの間、次の緊張の山場は10日後です。