スタジオジブリ・レイアウト展

 久々に入道雲が広がった日曜日。天保山にあるサントリーミュージアムジブリ作品のレイアウト展を見てきました。

「レイアウト」とは、背景とキャラクターの位置関係や動きの指示、カメラワークやスピードなどの情報が書かれた設計図のようなもの。1枚の紙にストーリーの概略を4コマ程度で描いていく「絵コンテ」とは異なります。
 その数1300枚。いずれも細かな鉛筆の線に溜息。ジブリ作品の神髄、ここにあり、という感じです。このレイアウト図が作品になって動くとこうなる、というビデオ映像もところどころに…。こういう仕事に興味がある人には、たまらない展示でしょう。
 
 特に「千と千尋…」は圧巻でした。「油屋」の建物のレイアウト図は、天井の高さにまで拡大され、あたかも自分が映画の一部分になったよう。特に自分の思い入れのあるシーンは、じっくり見てしまいます。

 会場は大混雑。チケットを買うのに並び、エレベーターに乗るのに並び、ギャラリーに入るのに並び…。特に入口付近は、みんな最初だから一生懸命見るので、全然列が進みません。しばらくしてやっと自分のペースで見られるようになりました。
 普段は会話も少ない娘とムッシュも、ジブリ作品に関しては別。なんやかやといろんな作品の一シーンの話をしながら仲良く観ていました。

 子ども連れ、若いカップルの多い場所に出かけたのも久しぶり。やはり夏は、この太陽と海がなくっちゃね。

 
海遊館もすぐ向かい。USJまで船で10分という立地です。