俵万智さんの

 朝日新聞の夕刊に週1で連載されていた「か〜かん、はあい」が終了した。息子さんが2歳のときに始まったこの連載は、読み語りした本や童話に対する息子さんの反応や関わりを記したものだった。
 言葉やストーリーに対する息子さんの純粋な反応が、とても懐かしく、また新鮮だったので大好きな連載だった。
 毎週末、図書館で5冊の絵本を借りてきて、寝る前には親子3人が布団に寝っ転がって、絵本を読んだ。寝かせるつもりが私のほうが先に寝てしまうことなどしょっちゅう。夜中に後悔の念を持ちながら目を覚まし、お風呂に入ったこともしょっちゅう。子供たちが一人で寝てくれたら、どんなに楽だろう、と思っていた。
 でも、今となれば、あの頃のあの時間は、本当に貴重なものとわかる。短い子育て期間の、さらに短いいっとき。あの甘やかな時間は、親にしても子供にしてもきらきらの宝物。

俵万智さん関連、ということでこの本を借りてきた。短歌に関するエッセイ。そっち方面には造詣は深くないけど、短歌の面白さに触れた。

101個目のレモン

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