「酔いがさめたら、おうちへ帰ろう」
派手さはないけど、じんわりくる作品。
漫画家西原恵理子さんの元夫鴨志田穣さんの自伝的作品を映画化したもの。アルコール依存症での入院生活と家族のきずなを描いている。
精神科医を演じた高田聖子さん(という劇団出身の方らしい)がいい味出していた。こういうときの関西弁はいいなぁ。
「体験発表」するときの浅野忠信さんの素人っぽいスピーチもうまかった。しゃべりのプロが慣れないしゃべりをする演技って難しいんだろな。
強さと弱さが混在する妻を表現するには、永作博美さんはまさに適役。
映画通の友人に誘われ、なんの予備知識もないまま観た。そういう見方もまた楽しい。自分の世界を広げるためには、こういう動き方をするのもいい。