京都dddギャラリー
所用があり地下鉄天神川駅で降りた。「たしか駅近くにギャラリーがあったな…」と思いだし、スマホで検索。約束の時間まで少しあったので立ち寄ってきた。
大日本印刷株式会社が文化活動の場として、グラフィックデザインとアートにまつわる企画展を開催するギャラリー。ビルの1階部分。
この日は、浅葉克己個展「アサバの血肉化」をやっていました。西武百貨店やアリナミンなどのポスターやタイポグラフィが有名。名前にはなじみがなかったけど、作品をみればは「あー、これもこの人の…」。
重厚な名画もいいけど、こういう軽めの作品が今の気分。
無料です。
日々の喧騒を忘れて、フラッとアート空間に身を置いてリフレッシュできました。
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「キャロル」
どこのシーンを切り取っても、ポストカードにできそうな美しく仕上げられた映画。ケイト・ブランシェットの目線、しぐさ、ファッションも圧倒的な存在感だった。
西洋人にとっては「靴」というものが、本当に特別な意味を持つものであることを再認識するシーンが何度かあり、興味深かった。
「女性同士の愛」という単語から想像されがちな、ねっとりしたものはない。久々に丁寧に作られた「名画」という印象だった。アカデミー賞が楽しみ。
ただし本当に本当に下世話な感想で申し訳ないけど、私にとっては最初から最後まで画面のトーンが暗すぎて、非常に目が疲れました、はい。
それぞれのパワー
息子の婚約者は、とてもきれいになっていた。ハッピーオーラの成せる技。表情に余裕が出て、あふれる笑顔。まさに人生のいちばんの絶頂期だものね。
ドラマ「いつ恋」。「青春群像ラブストーリーなんて今さら…」と思っていたけど、会話、目線、映像、何もかもが丁寧に作られていて秀逸。出演者もそれぞれがうまい。若さとその揺れる思いがまぶしすぎて、切なくなる。
そんな圧倒的な若さというエネルギーを前にしたら、私の年齢だともうひれ伏すしかない。「あの時代にもどりたい」「あの頃はよかったなあ」とは決して思わないけど。
先土曜朝の「サワコの朝」に出演しておられた中尾ミエさんの年齢を重ねた余裕のある表情が美しかった。
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