「人は見た目が9割」

人は見た目が9割 (新潮新書)

人は見た目が9割 (新潮新書)

 さまざまな分野の本を楽しんでおられる pen-cileさんも読んでおられたこの本、最近、常にベストセラーの上位。私も手にしてみました。
 「バカの壁」「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」と同様、タイトルのインパクトが強い本が注目される流れのひとつの本ですね。でも私には、タイトルと中身がぴったりきません。その不快さが最後までつきまとってしまいました。

 内容は、特に目新しいこともなく、昔どこかで読んだ気がすることばかり。最後の方の「礼儀作法もメッセージ」あたりは、こじつけ感が抜けなくて、だんだんイライラしてきました。
 
 社会言語学比較文化論などに興味を持ち始めた高校生あたりには、おもしろい本だと思います。