対照的な2冊

 売れっ子の48歳の女優と年下の作家の、配偶者のいる者同士の恋愛物語。
 まず、人物設定に現実感がないのと、大人ならもう少し賢明な選択をするやろ、という違和感。出会いから終結まで延々と521ページ続きます。
 「そこまで詳しく描写しなくてもいいから、もう少し早く展開してよ」というイライラ感。ああ、疲れた…。
 でも、表紙のブルーが紙質とぴったりあって、とてもきれいです。

[rakuten:book:11527278:detail]
 「唯川恵さん=OL御用達」のイメージがあったのですが、まさにそのとおりでした。28歳の将来を模索している最中の女性が二人登場します。
 半分以上が会話。上の本と違って、「こんなにいろんな事が起きるんだから、もう少し詳しく描写してよ」という物足りなさ。

対照的な2冊でした。